2020年2月コロナ禍になる前最後の都市型マラソンだった京都マラソンに出場してから約1年9か月。
やっと老若男女問わず出られる都市型マラソン復活の最初の大会、金沢マラソンに出てきました。
自己ベストである2時間54分を更新して、48分くらいを狙っていたのですが、、、
2時間59分18秒でした。。。
ここ数年で30キロ以降の垂れ具合が半端なく、
疲労感もヤバくて、めちゃくちゃ悔しく、走ってて泣きそうになっていました。
そこでのまとめをしていきたいと思います。
レース当日までの調整について
8月から新しいランニングフォームを手に入れるべく改造に着手し始めました。
なので、今シーズンの金沢マラソン、奈良マラソンはそんなにタイムは狙えないかなと思っていました。
それでも、2時間54分は軽々更新して、48分前後では走りたいと思ってトレーニングしていました。
2時間48分というのはどこから出てきてるのかと言うと、
「キロ4分」
で走り続けられればその時間にゴールができます。
なので、練習からとにかく考えていたことは、
「いかにキロ4分を余裕を持って走るか。」
この一点に尽きます。
練習メニューなどを書いていくとあまりにもまたブログが長くなってしまうので、
それは追々練習メニューというブログを書きたいと思います。
で、いつもよりも調整期間も短くして、
14日前から調整に入るところを、10日前頃から疲労抜きを始めました。
(隔離期間と合わせたわけではございません。笑)
テーパリングについては、10日前の疲労抜きでも全く問題はなさそうでした。
これが大失速の要因ではなさそうです。
レース中の所感
荷物預かり締切10分前に荷物を預けて、
トイレに並んでたら、
8時25分締め切りのスタートブロック入場2分くらい前に飛び込んで、
8時35分までCブロックの最後列でストレッチをしながら時間を過ごしてました。
この時点では14~15度くらいでしょうか。
すごく過ごしやすい気温で、
「走ってると暑くなるやろなぁ~。こりゃ水分沢山摂らんと後半ガッチリ足攣るな。」
と考えた結果、後々この現場調整力が功を奏した結果となります。
さぁ、この久しぶりの号砲と沢山のランナーの一斉スタート。
久しぶりだな~この感じと思いつつ前半15キロはアップダウンもあるので、
とにかく無理せずにキロ4分にもこだわり過ぎず、ラップを刻んでいきます。
そして、都市型マラソンあるあるのGPS狂いが予定通りスタートすぐ2~3キロから始まって、
キロ2分で刻んだり、
心拍ベルトわざわざつけてるのに心拍がスタート時と同じ97を刻んでいたり、使い物になりません。
スントさんよ、、、都市型マラソンに弱すぎやしませんか。
まぁでも時計は使い物にならん、
というのは想定済みなので、時計を当てにせず、5キロごとのラップで測ろうと計測マットを超えて、計測タイマーを見ると、、、
「何で、現在時刻表示させとんね~~~~~~~~ん!!!」
というツッコミをしてしまいました。
ブログを書きながら何でか考えたらすぐわかりました。
ウエーブスタートで8時35分スタートと、45分スタートに分かれてるから号砲からのタイム表示にしてなかったんですね。。。
これで、とにかく自分の感覚を信じて走るのみになりました。笑
それで、
スタート~5キロ 20分22秒(平均4分4~5秒)
5キロ~10キロ 20分50秒(平均4分10秒)
10キロ~15キロ 20分14秒(平均4分3秒)
15キロ~20キロ 20分06秒(平均4分1秒)
とハーフくらいまで予定通りって感じで走れていました。
そして、何よりも思っていたのが、
「今までのフルマラソンより圧倒的にキロ4が楽!」
と思いながらちょっと嬉しいなぁなんて思う余裕すらありながら走っていました。
ただ、やっぱりフルマラソンは30キロ以降が本番ですね。
ハーフを過ぎた22~23キロあたりで、
右ふくらはぎがピクついてきて、
「おっと、ここで足つりの予兆が来ましたか。」と・・・。
ここから、元々このレースでは、給水所で、
「2回スポドリ飲んで、水を1回かぶる」
をルーティンワークにしていたのですが、
23キロ以降足がピクついてきたので、
「2回スポドリ飲んで、水1回かぶって、水1回飲む」
に変更しました。
この時も、
「ジェルはスタートから30分おきに摂れてるし、
いつもより多いくらいに摂れてるからエネルギー切れではない。
オーバーペースの可能性もあるけど、
今回はキロ4でどこまで楽に進めるかという実験で楽に走れてるから、
それも今のところツッコミ過ぎではないはず。
となると、やはり水かぁ。飲もう」
と考えられる余裕がありました。
そして右ふくらはぎがピクついては治り、
左ふくらはぎがピクついては治り、
を繰り返して、
20キロ~25キロ 20分08秒(平均4分1~2秒)
25キロ~30キロ 20分50秒(平均4分10秒)
で何とか刻んでいきます。
この20キロ~30キロがフラットで直線も多く、
田園風景の中で、応援も少なくて、
「なんか飽きたな~、長いな~ここ」
と思いながら走ってたのですが、ここがタイム出すための勝負所でした。
ベストを出した京都マラソンでは、
20~25キロ 19分32秒
25~30キロ 19分56秒
30~35キロ 20分15秒
と走れてるので、
このドフラットなところで、
いかに楽に3分50秒前後で10キロ~15キロ走れるかで自己ベスト出せるかがかかってますね。
ここで5キロのラップを19分10秒で15キロ走れたら、
前半20キロ分のロスを10キロでカバーして、
5キロで50秒の余裕を持って、
35~40キロは4分、ラスト2キロちょいは4分10秒にビルドダウンしても、
問題なしで平均キロ4となるわけですね。。。
この段階で、上げる余裕がなく、耐えるだけになっていた段階で勝負あり!
ベストが出せるくらいまで仕上がってなかったのでしょう。
そして、
30キロ~35キロ 21分38秒(平均4分20秒)
どんどんビルドダウンしていきます。
34キロ地点に奥さんが応援で待ってくれていたので、
ここまでは何とかかっこつくくらいの走りはしないとと、
根性で4分20秒くらいで耐えてましたが、
応援してもらってる奥さん見つけて、
「ベストは出すで~!」
とから元気を出して叫んだら、そこからは後の祭り。
35キロ~40キロ 23分59秒(平均4分48秒)
40キロ~ゴール 10分58秒(平均5分)
35キロ以降、
どんどん身体が前のめりになる感じで、
姿勢の維持ができず、
こんなところ攣るの!?
って感じのところが攣ったりして、収穫は大きかったです。
明らかに新しいフォームを維持する筋肉が発達してないなという感じで、
ラスト7キロは、どうにもこうにも姿勢を維持できず、
ただひたすらにもがき苦しみながら、
とにかく歩きたいという衝動を無視し続けて、走るだけでした。
その根性だけはあるので、何とか今回もサブスリーは何とか死守って感じでした。。。
思い返しても悔しいですね。
良かったところと1か月後の奈良マラソンまでの修正点
こんな感じのレース展開で、最後10キロ程はフォームの維持ができずもがいてもがいて走ってたので、より悔しさが出てきたんだと思いますが、
落ち着いて、数日かけて過去のリザルトなどを見返しながら振り返っていると、
とあることに気付きました。
それは、、、
「ここ数年同じレース展開やん。。。」
以上!笑
そうなんです。
落ち込んでたんですが、ここ数年同じような落ちっぷりでそんなに内容悪くなかったというか、
「うん、いつも通りだよね。」
って感じに落ち着きました。笑
良かったところとしては、
やはり暑さには強いというか、対策すれば大丈夫でしょという余裕があるので、
レース前と、レース中に2度水分補給について自分なりにこうするというプランニングができたので、
ガッツリ攣り切るということなく、最後までいけたのは良かったなと。
終わってから足見たら、ご覧の通り塩々でした。笑
そして、着替えで攣るというお決まりのヤツ。
また、ウェアリングに関しても大きな失敗もなく、
補給も30分おきに摂れていたので良い感じだったかと。
最後もがき苦しんでるときに予備で1個持っておけば、もう少し走れたのかな?
と思ったりもしたんですが、単純に練習不足なだけだと思います。
そして、奈良マラソンまであと1ヶ月しか練習できない中で何を修正するのか。
それは、下記の3点です!!
- 距離を踏む
- シューズを変えない
- カフェイン入りジェルを摂取する
1.距離を踏む
練習を見直してみると、正直、、、言うの恥ずかしいのですが、
200~300キロ程度しか月間走行距離走れてませんでした。
自己ベスト出した時と同じくらいしか走れてない。
フォーム改善に取り組んでキロ4を楽に走る練習や、高地トレーニングで明らかにキロ4は楽に走れるようになったが、全くフルの距離でスピードを保てていない。
スピードは多少なりともベスト出した時よりはついているが、
明らかに中盤~後半の失速が大きい。
ただ、長い距離走り込めてないだけでしょ、
というのが僕の見解です。
恐らくですが、フルマラソンで、よく言われる、
「自分はスタミナ型か、スピード型か」
という問いに対して僕は明らかにスピード型なんだなと金沢で再認識しました。
そういえば、今回、あえてフルマラソンの練習として30キロ走せんとこう
と思って、してなかったのですが、
スピード型の僕には必要な練習な気がしました。
(ただ、やみくもにフルの前には30キロ走で実力試しする的な風潮が嫌いなので、僕の場合3時間走などをしようかと思っています。)
とにかく、奈良までの11月の1ヶ月は月間走行距離にこだわるのはイヤなんですが、
月間400キロは最低ラインとして走って、
その中に、峠走を多めに取り入れていこうかなと思っています。
とにかくペースは速くするよりも、ゆっくりでもいいから、
1回の練習の距離を15キロ以上は走ることを最低ラインとして、
とにかく距離をしっかり積んでいきます。
2.シューズを変えない
3.カフェイン入りジェルを摂取する
この2つは僕の十八番の人体実験です。
1つはシューズについてです。
今回、HOKAのカーボンXを履いていたのですが、
シューズのロッカー機能にやられた感があるというか、
走り込めていないので、姿勢維持するのにできず、
でもシューズはどんどん前に進めてくれるので、
どんどんフォームとシューズが合わなくなり苦しくなっていったのかなと。
もう一つは、普段からカフェイン入りのコーヒーを飲み過ぎないように、
基本的にはデカフェ、
飲みたいときにたまに普通のコーヒーを飲んでいます。
そして、レース前1週間ほどはカフェイン抜いて、
3日前からはデカフェのコーヒーすらも摂らずにレース会場へ向かいました。
そしたらなんと、
持っていってたジェルも全部ノンカフェインのジェルでセットを組んでいました。。。笑
今までレースの時にカフェインとって元気にするぞ!
という時って、トレランの夜のパートを走るときだったりするので、
マラソンのジェルは何も考えずに好きな味のジェルを揃えて持っていったら、
全部ノンカフェインでした。笑
だから、いつも以上に後半のしんどさがめちゃくちゃ感覚的に感じやすかったのかもと思い、
奈良マラソンでは、合間でカフェイン入りのジェルを挟みながら走りたいと思います!
アップダウンがキツイ奈良マラソンですが、ここで自己ベストを出して、48分くらいで走れたら、
フラットなマラソン大会だったら45分を切るくらいで走れるくらいの走力はあるでしょう!
奈良よりはマシですが、アップダウンのある京都マラソンでのベストを持つ僕なので、
次戦の奈良も坂に強いというところを発揮出来たらなと思います。