2022年から始まった奈良の石舞台古墳で開催する、石舞台100トレイルランニングレース。
2022、2023は某トレイルフ●ストのスタッフだったので、
運営スタッフとして、コースマーキングなどガッツリ関わっていました。
そして、2024年は能登半島地震で被災し、
メンタルが落ち込んでいたものの、招待選手として招待いただいていたので参加。
その際に、義援金の募金活動をスタート前にさせていただきとても田口社長には感謝しております。

そんなご縁だらけの石舞台100に、今年は一般エントリーをして、
ガッツリ新コースを楽しみつくしてやろうじゃないかと行ってまいりました。
旧コースを知っているだけに、あの
「33kmなのにデンジャラスで、とんでもなくキツイ石舞台100がどう変わったのか!?」
それをまとめていきたいと思います。
(が、しんどすぎて、記憶が曖昧・・・笑)
距離と累積の変化
旧石舞台100 公称33km D+約2500m(僕のスント9ちゃんでの実測34km D+2460m)
新石舞台100 公称40km D+2660m (僕のスント9ちゃんでの実測42km D+2730m)
新コースになったとはいえ、CP2の宮奥ダムまでは過去大会と同じコースです。
ということは・・・
スタート~宮奥ダムまでが、おおよそ15km D+1200m
それは変わらず、残り17kmD+1300mだった石舞台100が、
残り25kmでD+1460mとなるということですよね。
ってことは、前半のキツイアップダウンを耐えれば、後半はどちらかというと気持ちよく走れるのでは!?!?


確かに変わっているCP2の宮奥ダムからその先!
なーーーーんて、甘い期待は脆くも崩れ去りました。笑
「全然走れねーよ、タグゾウさんよぉぉぉぉぉ!!!」
と何度奈良の山中で悪態をついたことか。
ただ、圧倒的に今までのコースと変わったことがあります。
「確かにデンジャラスな危ない下りの箇所は減ってる!」
あともう一つ、記憶が曖昧なのですが、
確か芋が峠~CP3の蔵王寺エイドまでの間、
途中からここも新しいコースに入っていくところがあるのですがここが気持ちよく走れるように開拓されたようなトレイルでした。
「明らかに、荒れてたトレイルを頑張って走れるようにしてる気がするここ。あ、足攣る、やばっ」
と、おぼろげな記憶ながらも、ここはめちゃくちゃいいトレイルになっていました。

こうして僕は目標タイムを決めた
実は、今回あわよくば優勝狙えるんじゃね!?
とひそかに思っていました。
石舞台100といえば人気なのは2周もしくは3周で、
1周って意外と穴場・・・笑
でも、去年も優勝されている方のタイムがずば抜けて速い。
その方が出ない、もしくは出ても石舞台100ではまだ本調子じゃなければワンチャンあるかもと思っていました。
が、その期待も走り出して1キロで脆くも崩れ去りました。笑
今回、40キロになった石舞台で5時間切りを狙って走りました。
その時間を割り出したのは、2024年の33キロの優勝タイムが4時間38分でした。
7キロ距離が伸びて、キロ4で走ったとして28分。
5時間6分
5時間切りするとワンチャン優勝が見える。
でも、速い選手が来ると、おそらく4時間半~45分が優勝タイムだろうな~と思っていました。
僕自身は目標の5時間を何とか切れて、4時間57分
優勝タイムは4時間44分でした。
大体想定通りでした。やはり、大会優勝するって難しぃ~。笑

季節柄、天気で大きくタイムは変わる
今回4回目の石舞台で何が最高だったかというと・・・。
今までにないくらいの快晴!
それもその週ずっと天気が良くって、コース上ほぼ99%凍結などがありませんでした。
石舞台って毎年、雪と凍結している状態のトレイルでなおかつ激登り、激下りというアドベンチャーというかデンジャラスというか・・・
っていう大会なのですが、2025年は「こんな最高のトレイルを走れる石舞台100はもう二度とないかも!?」
と思うくらいのコンディションでした。
これが例年の雪と凍結があるトレイルに変わると、40キロのタイムは全体的に15分~30分はプラスになると思います。
そんな、冬の季節も味わえる石舞台100トレイルランニングレース。
第1回大会から運営に携わってたからこそ言えるんですが、デンジャラスな下りが減ったといいつつも、一部激下りがあったり、きっつい登りがあったりと変化に富んだトレラン大会です。
危険個所が減ったからこそ、
「本当にトレイルの総合力を鍛えられる良い大会」だなと思いました。
ぜひ来年エントリーしてみてはいかがでしょうか!?
