第一回奥信濃100レースレポ~分析編~

お待たせしました、お待たせし過ぎたかもしれません。

感動巨編3部作、やっと完結の分析編です。笑

準備編はこちら!

レース編はこちら!


レースを終えて、

元々目標はどれくらいで、結果どうだったのか。


その結果を踏まえて、

自分の強み、弱みはどこか、

その認識にズレがないのか。


次のレースに向けて、どうトレーニングを積んでいったら良いのか。


それらを考えるデータを収集するするために分析していきたいと思います。


タイムチャート

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自分の予想トップ選手タイムとそこから算出した自分の目標タイム

トップ選手が7時間でゴールすると想定して、

今の自分が全てが完璧に走れて、最高の結果を出せたとしたら8時間26分で走り切れると想定しました。

1位下家選手の区間タイムとそこから算出し直した自分の目標タイム

今回奥信濃100で優勝した、下家選手のリザルト(ゴールタイムは7時間25分)から、

自分の目標タイムを算出しなおすと、8時間55分となりました。



レース中に、頭の中で、

「今日のこのコンディション、自分の身体の仕上がり具合で言うと、

9時間切りが最高の結果かもしれない。

出来るところまでそれに近づきたい。」

と考えていました。


まさに、リザルトから算出しなおした目標タイムと合致していて、

分析しながらビックリしています。


自分の結果

今まで、この計算方法で(トップから1.14倍のタイム計算)、
高い目標設定だけはしてたものの、
1~2時間以上遅れてゴールすることばかりでした。


でも初めて、目標タイムから+21分だけで済んでゴールできました。


ちょっとは自分も成長しているんだなと実感できたレースでした!


(この豪華招待選手の中でリザルト1枚目に乗れたのは、ちょっと嬉しい。)
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自分の強み・弱みの見直し

良いレースでした、ちゃんちゃん。


だと成長がないので、具体的に考察を。



僕は仕事でもトレランでもそつなく大体のことをこなせちゃうタイプだと思っています。


とりあえず大体のことはやってみたら、怒られない程度の60点~75点くらいのレベルで小さい失敗はしながらも何とかやれちゃう感じ。


でも、何かが突出して優れてるものはなく、何となくバランサータイプ。
(間違ってたり、こういう特徴あるよ!って教えてくださる優しい方がいたら教えてください!笑)






マラソンもほどほどに走れて、

トレランも登りも普通、下りも特に苦手意識はなく、ケガなく安全に下れます。


でもやっぱり突出したものはなし。笑






トレランレース中に特に目標タイムと差が出てしまうところが、

傾斜がきつい登りの時で、

林道などの走れる区間や、下りでタイム短縮しやすい傾向がありました。





ですが、今回、タイムが大幅に遅れたところが、A4カヤの平エイドに着いたときです。

ここは、14キロもの林道の登り。
ゆるい傾斜ながらもひたすらに走れるところでのスピードが足りなかったということです。




この結果には衝撃を受けました。






元々走れる林道は好きなのに、
トップ選手とこういうところで大幅に離されているということ。


登る力、下る能力、それよりも、

基本的な走る力がトップ選手たちと自分は圧倒的に違うんだなと。






逆に、今までかなりタイムが広がってしまっていた傾斜のきつい登り。


奥信濃100で言うと、A1~A2の区間。
ここは逆にロスした時間を取り戻すくらい走れています。


ということは、自分のベースの走力以上にしっかりとした登る力は練習でつけることができたということですかね。
(ポール使えたことはとてつもなくデカいですけど。笑)








あとは、120kgあると言われているオラオ店長を背負って走ったので、
その割にはしっかり走れたと思います。笑

(レース後、僕の汗とオラオ店長の獣臭が混ざり合ってとんでもない香りを放ってましたが、一緒にお風呂で語り合ってキレイキレイしました。笑)



NEXT STAGE へ行くための練習へ

日頃から高地トレーニングジムに来てくださるお客様や、
パーソナルトレーニングをさせてもらっている方、
いつも見ているランニング部のメンバーの方にお話していることなんですが、
ザックリ走る人にも以下のような段階があると思っています。

(5年以上のトレランショップ店長経験、300名以上の講習会で教えたことのあるランナーさんとの話によって、独断と偏見で作った図です。笑)

一概に月間走行距離で話をすること自体、ナンセンスなんですが、

分かりやすくザックリと大別して可視化するとこんな感じになるかと。

(あ~わかるわかる!とか全然ちゃうし!とか反応があると嬉しいです。)




そして、月間の距離だけでなく、練習メニューなどを自分で考えたり、
トップランナーの方から趣味でちょっと走るくらいまでの様々なレベルのランナーさんの話を聞いていると、
さらに下記のようなフェーズでトレーニング期が移行していくような感覚があります。

  1. 第一フェーズ
    ずべこべ言わずまずは月間200km程度を3ヶ月ほど走り込む時期。
    特にランニングに本格的にのめり込んでいく時期は、月間200kmを目安に走り込めば走り込むほどにどんどん速くなる時期。

  2. 第二フェーズ
    200kmを3ヶ月以上走り込んで、それくらいの距離だとケガなどしなくなってきた段階。
    この段階では、練習内容を見直して、ちょっと高強度のトレーニングをやってみたり、補強運動を取り入れてみたり、クロストレーニングを導入してみたり、質を高めてより走力アップのために磨きをかける時期です。

  3. 第三フェーズ
    数年単位でランニングに親しんできて、伸び悩んできたり、さらに走力をアップさせたいと試行錯誤するものの、ちょっとした練習メニューの変更などでは大きな走力アップが見込めなくなってきた人がこの辺になるかと。
    また、ごちゃごちゃ言ってないで走らんかい!の段階です。笑

  4. 第四フェーズ
    またここでは、伸ばしてきた月間走行距離の中で質を高める時期に入ります。

  5. 第五フェーズ
    ここからは、プロ・実業団クラスの月間走行距離になってくるのですが、一般のランナーであれば、トレイルランニングの100マイルレース(160kmのトレラン大会)で結果を出したいとなってきた人が対象となってくる段階です。
    また、走れ!という段階になります。笑

  6. 第六フェーズ
    そして、質を高めていく段階となっていきます。

なんで、事細かに、
僕が普段話していることを図にあらわしたかというと、
脳の整理もあるのですが、
今回の奥信濃の結果を踏まえて、

僕の中に残っている想いとしては、、、




「もっと速くなりたい。」




でした。




上を見たら際限はないし、

「誰々に勝ちたい」という

対他人と勝負することに価値を感じていません。


ただただ純粋に、




「僕はもっとやれるんじゃないか。」





「まだまだ伸びしろはたくさんあるんじゃないか。」





「会心のレースができたと思っている奥信濃100やけど、これが俺の限界か?」





・・・












・・・・・・











・・・もっと速く走りたい。










純粋にそう思っています。




そして、見て見ぬふりをしてたんですが、
第二フェーズから第三フェーズへと移行してきた気がしました。

次のレースは、あるか分かりませんが、
金沢マラソンと奈良マラソン。


【ずべこべ言わず、屁理屈言わず、黙って走れ!!!】

当面の僕のテーマです。














ダラダラと奥信濃100レースレポ三部作書き連ねてきましたが、

何か一つでも参考になることがあったら幸いです。


こんな感じで、1レース、1レース
何かしら目的、目標を持ってやってきたことをまとめていきながら、
僕のパーソナルトレーニングを受けてくださっている方には、
個別に練習メニューを立案したり、
ランニングフォームを見たり、
雑談したり、、、
と楽しく仕事をさせてもらっています。




仕事なのか趣味なのか、

その境目が分からないまま、

楽しくやれているならまぁいいでしょう!


では、またレースレポートや、

トレーニングについてや食事術などなど、

ボチボチとブログにまとめていきたいと思います。


長々とお付き合いくださりありがとうございました~!

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