MERRELL(メレル)のMOAB FLIGHT(モアブ フライト)商品レビュー

米国アウトドアブランドのMERRELL(メレル)より発売されているトレイルランニングシューズのMOAB FLIGHT(モアブ フライト)。

比叡山インターナショナルトレイルランの50マイル(80キロ)にエントリーしているのですが、

その勝負シューズに良いかもと思い、この前おろしてきたので、レビューしていきたいと思います!

メーカー公式サイトより商品説明

2007年発売以来、世界累計2,500万人のアウトドアファンの足を支え、いまだ進化を続けているハイキングシューズのアイコン「MOAB (モアブ)」シリーズ。


その信頼の背景にはメレル創業40年の中で培ってきたこだわりのシューズ “ラスト(足の木型)”にある。


多様性のあるアウトドア文化が広がる今日、そのラストを継承した軽量で高機能なトレイルランニングシューズが新登場。


相反する軽さと耐久性を両立させたミッドソール「Float Pro™(フロートプロ™)」を搭載し反発弾性を長く持続させる。
このソールは環境負荷低減のため“廃材を出さない”製造工程で、さらに再利用しやすいTPE素材を採用している。


アウトソールには30%リサイクル素材を配合させたメレル専用「Vibramエコデュラ」を搭載しているが、グリップ力や耐久性に一切の妥協はない。


その他、立体的なジャガード織が特徴のアッパーには70%、レースに100%リサイクル素材を採用している。


傾斜をかけた10mmドロップで前に進みやすく、通気性の高いメッシュアッパー、ライニングなどアクティブな行動で快適性を提供する。


アウトドアフィールドではもちろん、タウンユースでもその可能性を広げるモデル。トレイルランニングでは初心者からロングディスタンストレイルまでその力を発揮する。

【ウェイト】約270g (27.0cm/片足)
【スタックハイト】ヒール:29mm / つま先:19mm [10mmドロップ]
【ラグ深】3mm

引用元:https://merrell.jp/products/men_moab-flight






と、公式サイトでの説明ではこんな感じです。



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なんでこのシューズを買ったのか(僕のトレランシューズを選ぶ基準の話)

僕がモアブフライトを購入したきっかけは、

「比叡山50マイル用のレースシューズが欲しい」

ということで、

ミドルレース用(大体40km~110kmくらいを想定してます)に使いたいと思うシューズの好み(基準)としては、下記の3点です。

(練習用やショートレース、100マイルなどのロングレースなど目的によって選択基準は変わりますが、

このミドルレース用の基準イコール、僕のトレランシューズの好みのドストライクゾーンという感じです!)




①ほど良いクッション性
・・・分厚くて地面の接地感がわからないと、スピードに乗って走るときに不安定感が増し、
かといって薄底過ぎると後半足裏が痛くなって足が持たない。

②ほど良いグリップ力
・・・ビブラムメガグリップのように効きすぎると、スピードに乗った下りのときに止まりすぎる。
そして、ロードで足が引っかかりすぎてこける。笑

③ほど良い重量
・・・クッション性と比例するのですが、おおむね300gは切っていて欲しい。

ということは、、、

すなわち、、、










「まじでめっちゃ普通なトレランシューズ」


かっこよく言うと、


「オールマイティーなトレランシューズ」


が好きなんです。笑




他社ブランドの商品で言うと、

・HOKA ONE ONE(ホカオネオネ)の TORRENT2(トレント2) 

・SALOMON(サロモン)のSENSE RIDE4(センスライド4)

・LA SPORTIVA(ラ・スポルティバ)のKARACAL(カラカル)


わかる人は「わかるぅ~!!」と共感してくれるはず!笑







上記シューズも良いところ悪いところがあり、

このモアブフライトがかなり良い感じのオールラウンダーとして、筆頭候補に名乗りを上げてきたので、試してみました!

(新品は気持ちが良い!)

実際にこんなトレイルで使ってみた

京都、滋賀に住むトレイルランナーには有名な、山科一周(通称ヤマイチ)というコースで試してきました。

ちょっと変則的なヤマイチを走ったので、

51km累積標高2200m

というコーススペックの中で、ロードとトレイルの比率は50:50くらいでした。



ロードが多く、1回でどれくらい擦り減るかが楽しみなのと、

トレイルでは岩場の上に落ち葉というところがあったり、ざれた砂地の下りがあったり、

どういう路面に強く、どういうところに弱いかを確かめてみました。



(走りやすいサーフェイスも多くてヤマイチ気持ち良い!)
(音羽山山頂!)
(京都府民は琵琶湖見るとテンション上がる)
(午後から行ったので終わるころにはすっかり夜に。)

良かったところ、気になるところ

◎良かったところ◎
・クッション性が◎
→超厚底ではないのですが、見た目以上のクッション性なのに、地面の感覚はわかる分厚さにとどめているところが良い塩梅でした。
これはめちゃくちゃ好みの感触です。
もっちりしたクッション性がナイキのリアクトフォームやホカのスピードゴートのクッショニングに似たような印象を持ちました。


・グリップ力が◎
→ビブラムのエコデュラというメガクリップとは違う、メレル専用のビブラムソールを搭載していてこれがめっちゃ謎でした。
(メレルってビブラムソール載せてるシューズ多いけど、メレル専用を作ってたり謎にビブラム社と仲いいなと思うのは自分だけ?)

このグリップ力がまぁ~良い感じ。メガグリップほどガッツリロードでかみまくることも無く、かといって一般的なビブラムソールみたいに重たくてちょっと地面との当たりが硬い、、、ということも無くちょうど中間の印象です。




△気になったところ△
・ラグの浅さ
→見た目どおり、ラグ(シューズ裏のいぼいぼの深さ)が浅め(メーカーHPでは3mmとあります)なので、落ち葉が堆積したところや砂が多いところは刺さりきらず、滑ることがありました。
でもラグが浅いシューズと認識しておけば大丈夫な範囲かなと。



・アウトソールの耐久性
→こればっかりはかなり履きこんでいかないとわからないのですが、
ロード多目の50kmのトレランにしてはそんなに擦り減ってないのかなと。
ただ、元々がラグが浅いのでちょっと減ってきたらめっちゃ滑るのが気になるかもというのが怖いところ。
(結局は耐久性ってラグが深かったら多少擦り減ってもまだラグがあるからいけるとなるし、
ラグが浅いってだけで、耐久性無いとなりやすいリスクが高まるんですよねぇ。。。)




(50km走った割には擦り減った感は少なめ。どこまで耐久性があるのか!?)
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こんな人にオススメ!

①トレランシューズ初めての1足を探している人
・・・オールラウンダーで分厚すぎず、薄すぎず、最初の1足には超オススメです。
しかも定価で買ってもトレランシューズの中ではお安めの価格設定(定価で税込14300円!)なのでそれもオススメポイント!



②僕みたいにショート~100kmくらいまでのレースでオールラウンダーなシューズを探している人
・・・ショートレースは薄めでガンガン攻めても足裏痛くなる前に終わるし、100マイルは厚底系で足裏守りながら走りたい。



でも、ミドルレースって薄いのは途中で痛くなるし、厚底やとちょっと飛ばすときに安定感に欠ける。。。

そんなときにオールラウンドな一足ってないかな?と探している人にはベストマッチするかと。


そして、結局ミドルレースからロングの練習まで全部このシューズ履いちゃうことになり、一番消耗激しくなると思います。笑








③足幅広めの人は試してみる価値あるかも!?
・・・これは足入れしてみないとわかりませんが、メレルって幅広めのシューズが多いです。

そして、このモアブフライト、ニット生地で足当たりがよく、幅広の人が履いても痛くなりにくいかなと。


幅広で悩んでいる人はすごくわかると思いますが、

結局足入れしてみて、自分の足の一番広いところにシューズの補強材や縫い目が当たると痛くなりやすいので、

最終的には足入れしてみないとわからないんですよねぇ。。。


でも幅広の方は、今回レビューしたモアブフライト以外にもメレルは試してみる価値ありですよ!

こんな感じで今回はメレルのモアブフライトをレビューいたしました!

ご参考になれば幸いです!





では!

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