走る距離が増えてくると、だんだん気になってくるのが「ランシューのコスパ」。
月に200km、300kmと走り込むようになると、「このシューズ、何キロもつんだろう?」って、値段と寿命のバランスを考え始めますよね。
その「長持ち」という一点で、僕がアシックスの対抗馬だと思っているのが BROOKS(ブルックス) です。
この記事では、元ランニング・トレランショップ店長で、今はウルトラマラソンやトレイル100マイルを走っている僕が、
- ランニングシューズは何kmで買い替えるべきか
- シューズを長持ちさせる、たった1つの履き方
- ブルックスのロードシューズおすすめ4足
- ブルックスのトレランシューズおすすめ3足
- 気になるサイズ感
この5つを、実際にレースや練習で履いてきた経験からお伝えします。
結論:目的別ブルックスのおすすめ早見表
先に結論です。気になるシューズがあれば、そこまで飛んでください。
| こんな人 | おすすめ | 価格(税込) |
|---|---|---|
| ブルックス初めて。毎日のジョグ・ロング走に | Ghost 18 | 19,800円 |
| カーボンに頼らずレースを走りたい | Hyperion 3 | 17,600円(セール中) |
| ゴーストの履き心地のままスピードを出したい | Ghost AMP | 19,800円 |
| フル後半で脚が終わる/ウルトラに出る | Ghost MAX 4 | 24,200円 |
| これからトレランを始めたい | Ghost Trail | 22,000円 |
| 山を走り込む。100kmまでのレースにも | Cascadia 19 | 16,940円(セール中) |
| 100km〜100マイルを走る | Caldera 8 | 17,710円(セール中) |
※価格は2026年9月時点の公式オンラインストアの表示です。セール品は在庫がなくなり次第終了します。
ブルックスってどんなブランド?
「アメリカで一番売れてるランニングシューズブランド」っていう売り文句が有名ですね。
実は歴史もアシックスより古くて、1914年創業。そりゃちゃんとしたシューズを作るわけですね〜。
日本ではまだアシックスやナイキほどの知名度はないですが、**「作りのしっかりしたシューズを長く履きたい」**って人には、めちゃくちゃハマるブランドだと思っています。
ランニングシューズは何kmで買い替える?
ショップの店長をしていた頃、お客さんによくこう話していました。
「メーカーにもよりますけど、500〜800kmくらいで買い替えるのが理想ですね。アッパーが破れてなくても、アウトソールがまだいけそうでも、ミッドソールがへたってたらケガのリスクが上がりますよ〜」
…とはいえ、今は1足2万円超えも当たり前。そんなポンポン買い替えられませんよね・・・。
シューズを長持ちさせる、たった1つの履き方
そこで僕のおすすめはこれです。
「ちょっと薄めとちょっと厚めのシューズを2足持って、1回履いたら1日休ませる」
これだけで、ミッドソールのへたり方がだいぶマシになります。
「2足も買ったら余計お金かかるやん」と思いますよね。でも、1足を600kmで潰すより、2足をそれぞれ1000km履くほうが、結果的に安上がりです。
しかも、違うシューズを履くと使う筋肉が微妙に変わるので、同じところばっかり酷使して故障する…っていうのも防げます。練習の種類で履き分けられるのもいいところです。
そうやって履いていると、1000km前後履いてもへたりを感じにくいブランドがあるんです。
1つは、みなさんご存じアシックス。いや〜、アシックスは本当に作りがしっかりしている。むしろ、新しいシューズ欲しいのに履きつぶせないくらい。。。笑
そして、そのアシックスの対抗馬と感じるのがブルックスです。
ブルックスのおすすめランニングシューズ4選【ロード】
① Ghost 18(ゴースト18)|迷ったらまずこれ

Ghost 18
- 価格: 19,800円(税込)
- 重量: 290g(27cm)
- ドロップ: 10mm
- ミッドソール: DNA LOFT v3
- こんな人に: 完走〜サブ4.5の日々のジョグ・ロング走
ブルックスと言えばこれ!っていう定番中の定番。
アシックスで言うとGT-2000みたいな、「ジョグもロング走も、とりあえずこれ履いとこ」っていう相棒タイプのシューズです。もちろん耐久性も高いです。
17からの変更点は、インソール(Ortholite X-60に変更)、タンの形、アッパーのエアメッシュの3つ。
足を入れた瞬間の感想は「アッパーが柔らかくなったな」。17も硬いとは思ってなかったんですが、18は履き口まわりの当たりがマイルドで、スッと足が入ります。
サイズ感は17と同じでOKでした。(僕は普段28cmですが、ゴーストシリーズは28.5cmにしています。)
ちなみに18には WIDE・SUPERWIDE・GORE-TEX版 もあります。幅広でブルックスを諦めてた人は、WIDEを試す価値ありです。
② Hyperion 3(ハイペリオン3)|個人的イチオシ

Hyperion 3セール中(2026年9月時点)
- 価格: 17,600円(税込・セール中/通常22,000円)
- 重量: 240g(27cm)
- ドロップ: 8mm
- ミッドソール: DNA FLASH v2(窒素注入)/カーボンプレートなし
- こんな人に: サブ3〜サブ4のレース、テンポ走・インターバル
個人的イチオシ!
サブ3.5〜サブ4の人のレースシューズとしてはもちろん、サブ3の人のレースシューズとしてもおすすめします。
というのも、僕は今の「レースシューズ=カーボン入り」っていう流れがあんまり好きじゃないんです。
程よい厚みなので、練習用としてもロング走からインターバルまで、この1足で幅広くこなせます。
僕は前作の「ハイペリオンテンポ」を履いていたんですが、耐久性がめちゃくちゃ高い。レース用の軽いシューズって、だいたい耐久性を犠牲にしてるものなんですが、これは練習で使ってもなかなか減りません。ここがブルックスやなぁと思うところです。
ハイペリオンテンポで2時間50分切れました。カーボンなんていらん!笑
③ Ghost AMP(ゴーストアンプ)|ゴーストのスピード版

Ghost AMP
- 価格: 19,800円(税込)
- 重量: 250g(27cm)
- ドロップ: 6mm
- ミッドソール: DNA HYPE(PEBA+EVA)
- こんな人に: テンポ走、サブ4狙いのレース
2026年に出てきた新顔。名前の通り、ゴーストのスピード版です。
注目してほしいのが ミッドソールがPEBA入りの「DNA HYPE」 だということ。カーボン入りの高いレースシューズに使われる素材が、19,800円のシューズに入ってきています。しかも250gと軽い。
ハイペリオン3と同じく プレートなしで反発がある タイプなので、こういうシューズが増えてくるのは大歓迎です。
ゴーストと同じラスト(木型)なので、ゴーストでサイズが合っている人はそのままのサイズでいけるはず。
正直、これはまだ走り込めていないので「今いちばん気になってる1足」として紹介しておきます。履いたら追記しますね。
④ Ghost MAX 4(ゴーストマックス4)|ウルトラの勝負シューズ

Ghost MAX 4
- 価格: 24,200円(税込)
- 重量: 290g(27cm)
- ドロップ: 6mm
- ミッドソール: DNA LOFT v3+GlideRoll Rocker
- こんな人に: リカバリージョグ、ウルトラマラソン
定番ゴーストの、クッションMAXバージョン。笑
アシックスで言うとゲルカヤノみたいな、ガッチリしたクッション。でも硬めのクッションなので、ふらつきにくくて走りやすいです。
分厚いのにブヨブヨ系じゃないので、ペース走でも使えるし、意外とどんな場面でもいけます。
ウルトラマラソン完走のための勝負シューズが欲しい人は、これです。
若岡拓也さんと「ソロ能登駅伝」をやったときも、前作のゴーストマックス3で 120km以上 を一緒に走りました。100kmを超えると、シューズにクッションが残ってるかどうかが本当に効いてきます。あれだけ走って脚が死ななかったのは、このシューズのおかげです。
ソロ能登駅伝では120km以上、このシューズが相棒でした。
現行モデルは4になっていますが、厚底なのに接地面が広いという、あの安定感の方向性はそのまま引き継がれています。
ブルックスのおすすめトレランシューズ3選
① Ghost Trail(ゴーストトレイル)|トレイル入門の1足目に

Ghost Trail
- 価格: 22,000円(税込)
- 重量: 300g(27cm)
- ドロップ: 8mm
- ラグ高: 3mm
- こんな人に: トレイル1足目、ロードとトレイルをつないで走る人
名前の通り、ロードのゴーストをベースに、トレイル用のアウトソール(TrailTack Green)を貼ったモデルです。
ラグ(靴底の凸凹)が3mmと控えめなので、ガチのテクニカルな山よりも、ONTAKE100みたいな林道メインのコースや、家からロードを走って山に入るような使い方 に向いてます。
「トレラン始めたいけど、いきなり本格的なトレランシューズはハードルが高い」という方の1足目として、かなり良い選択だと思います。ロードも普通に走れるので、最悪トレランにハマらなかったとしてもロードシューズとして使えます。
② Cascadia 19(カスケディア19)|ショート〜100kmの万能選手

Cascadia 19セール中(2026年9月時点)
- 価格: 16,940円(税込・セール中/通常24,200円)
- 重量: 300g(27cm)
- ドロップ: 6mm
- ラグ高: 4mm
- こんな人に: ショート〜100kmのレース、普段の山練
ロードと同じく、「分厚すぎず薄すぎない、良い意味でフツーなシューズ」 が好きな僕にとって、カスケディアはドンピシャでした。
ショートから100kmくらいまでのレースにちょうどよくて、普段の山練でもガンガン使えます。
岩や木の根を踏んでも足裏が痛くならないロックシールドが入っていて、それでいてガチガチに硬くない。この「守られてるけど、ちゃんと動く」バランスが、長い距離で効いてきます。
5年連続で完走している比叡山50マイルでも、バッチリ走れました。
③ Caldera 8(カルデラ8)|100km〜100マイルの相棒

Caldera 8セール中(2026年9月時点)
- 価格: 17,710円(税込・セール中/通常25,300円)
- ミッドソール: DNA LOFT v3(窒素注入)
- サイズ展開: 25.0〜29.0cm(D幅)
- こんな人に: ミドル〜100マイル、走れる系のロングトレイル
ミドルレースから100マイルなら、このシューズ!
厚底だけど、厚底特有のブヨブヨ感・グラグラ感が少ない んです。ミッドソールの側面が立ち上がっていて、足が横にブレにくいのが効いてるんだと思います。
ONTAKEは100kmも100マイルも走ってきたんですが、コース的には「このシューズ専用のレースかよ」ってくらいの林道地獄でした。笑
100kmを過ぎてもクッションが死なない。ロングでいちばん大事なのはここです。
ONTAKE100や信越五岳みたいな 走れる系の100km〜100マイル では、かなり強力な武器になります。
結局どれを選べばいい?【2足ローテのおすすめ】
冒頭にも書いた通り、2足をローテーションで履く のがいちばん長持ちします。
| 走る場所 | 組み合わせ |
|---|---|
| ロード | Ghost 18(ジョグ・ロング)+ Hyperion 3(スピード・レース) |
| ウルトラ | Ghost 18(普段)+ Ghost MAX 4(ロング・本番) |
| 山 | Cascadia 19(山練・〜100km)+ Caldera 8(ロング・100マイル) |
練習の幅も広がるし、シューズも長持ちする。一石二鳥です。
気になるサイズ感は?
僕は普段、ナイキ・アシックス・On・アディダス・HOKAなどは 28cm を履いています。
ブルックスも基本は28cmでOKでしたが、幅がやや細め なので、幅広の人は気をつけてください。ゴーストシリーズはどれも0.5cm上げて28.5cmにしています。
アディダス、プーマ、HOKAあたりが普通に履けている人は、同じサイズ感で大丈夫だと思いますよ〜。
幅広で不安な人は、Ghost 18の WIDE を選べば解決します。ここはブルックスの親切なところ。
よくある質問
Q. ブルックスってどこで買えますか?
日本ではまだ取り扱い店舗が多くないので、公式オンラインストアがいちばん確実です。
Q. アシックスとどっちがいいですか?
耐久性に関してはいい勝負だと思っています。違いは足型で、アシックスのほうが幅のある作り、ブルックスはやや細め。幅広の人はブルックスならWIDEを選ぶのが正解です。
Q. カーボンプレート入りのモデルはありますか?
あります(Hyperion Eliteシリーズ)。でも僕は「カーボン=速い」とは思っていなくて、プレートなしのハイペリオンテンポで2時間50分を切っています。カーボンに頼る前に、まずはこのクラスを履きこなせるかだと思っています。
Q. トレランシューズでロードも走れますか?
Ghost Trailはラグが3mmと浅いので、ロードも普通に走れます。Cascadia 19やCaldera 8は山向けなので、ロードを長く走るとアウトソールがすぐ減ってもったいないかな…と。
Q. 何kmで買い替えればいいですか?
500〜800kmが目安です。ただ、2足ローテで休ませながら履けば、ブルックスは1000km前後まで使える感覚があります。アッパーが無事でも、ミッドソールがへたってきたら替えどきです。
まとめ
ブルックスは日本ではまだ知名度が高くないですが、「作りがしっかりしていて長持ちする」 という、走り込むランナーにいちばんありがたいところを押さえたブランドです。
- ロードの1足目なら Ghost 18
- カーボンなしでレースを走りたいなら Hyperion 3(セール中)
- ゴーストのままスピードを出したいなら Ghost AMP
- ウルトラの勝負シューズなら Ghost MAX 4
- トレイル入門なら Ghost Trail
- 山を走り込むなら Cascadia 19(セール中)
- 100km以上なら Caldera 8(セール中)
そして何より、2足買って1日ずつ休ませる。これがいちばんシューズを長持ちさせて、結果的にいちばん安上がりです。
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